大分市美術館特別展 篠山紀信展 写真力

大分市美術館で開催されている「篠山紀信展 写真力」。
往年のスターから、今が旬の人気タレントまで。あの「篠山紀信」が50年以上にわたって撮りつづけてきた膨大なポートレートの中から厳選された、約100点が展示されています。

１月８日には本人も登場したオープニングセレモニー、その後はギャラリートークが開催され「超」有名な写真たちにまつわる撮影秘話に多くの人が感嘆の声をあげていました。そして集まった多くの観覧者を驚かせたのは、展示されている写真の想像を凌駕する規格外のサイズ。
テーマである「写真力」。その言葉の意味は、空間の中で身を持って知ることになります。
「ＧＯＤ」鬼籍に入られた人々

「ＳＴＡＲ」すべての人々に知られる有名人
「ＳＰＥＣＴＡＣＬＥ」私たちを異次元に連れ出す夢の世界
「ＢＯＤＹ」裸の肉体、美とエロスと闘い

「ＡＣＣＩＤＥＮＴＳ」2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像

５つのセクションに区切られた館内。それぞれのテーマに分かれて飾られた写真たちは、時代の空気感さえ纏って私たちに語りかけてきます。今回の展覧会に込められたメッセージ。番組では特別に篠山紀信氏本人から想いを聞くことができました。

美術館という空間の持っている「力」と、写真が持っている「力」その２つを対峙させることが目的で開催されたという今回の展覧会。

「写真集やテレビで観て、今回の展覧会を観た気にならないほうがいい。絶対に。」

篠山紀信氏もそう語るように、体感することでしか味わえない面白さ、直接的に感じることができる感覚が「写真力」という言葉に集約されているのかもしれません。

写真を「視る」のではなく「感じる」。時代の写し鏡「篠山紀信」から時代を超えて届く写真の力。
大分市美術館でぜひ体感してください。

《地上デジタル放送》
★ＴＯＳテレビ大分　1月17日（日）11：45～
《各ケーブルテレビ局》
★ＯＣＴ大分ケーブルテレコム
★ＯＣＮ大分ケーブルネットワーク
★ＥＯＳ東大分システム