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大分市美術館特別展 ミュシャ展

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今回の「いいやん!大分」は、「大分市美術館特別展 ミュシャ展」を大特集!
19世紀末に活躍した「アルフォンス・ミュシャ」。
現在のチェコで生まれたミュシャは幼いころから絵を描き、若くしてパリへ美術留学しました。
しかし、経済的に困窮したミュシャは美術学校で学ぶことを諦め、細々と本の挿絵を描くような日々を過ごします。
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そんなミュシャを一夜にしてデザイン界のスターへと転身させた作品があります。
人気女優「サラ・ベルナール」が主演する舞台「ジスモンダ」のポスターです。
他のデザイナーがスケジュールの都合で空いておらず、急きょミュシャの元へ舞い込んだ仕事。
しかし、このポスターはパリ中の注目を集めることとなります。
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流麗な曲線に美しい女性像。
商業的なグラフィックとは一線を画すこのポスターは瞬く間に評判となり、ミュシャの名は一気に広まります。
従来の様式にとらわれない装飾性や前衛的な美術性を表す「アール・ヌーヴォー」。
その象徴として現代まで語られることとなるのです。
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「ジスモンダ」ポスターでブレイクした後も、サラの主演舞台ポスターを始め、菓子・香水・旅行など話題となる広告デザインを発表し続けます。
華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを作りフランス・パリでの人気を不動のものとしたミュシャですが、故郷チェコや、自身のアイデンティティである「スラヴ民族」をテーマにした作品も同時に制作していきます。
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そして、1910年に、パリでの栄光を捨て故郷チェコに帰ったミュシャは、国家行事のポスター、紙幣、切手など独立したばかりの母国に自らのデザインを提供し続けました。
今回の特別展はそんなミュシャの足跡を辿る7部構成、作品数は460点にも及びます。
国や世代を越えて愛されてきた芸術家「アルフォンス・ミュシャ」。
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およそ1世紀のときを経て、私たちの住む町に届けられた作品たち、ぜひご覧ください。

【大分市美術館特別展 ミュシャ展】
期間:12月4日(日)まで開催
時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料:一般1,200円(団体1,000円)/高校生・大学生900円(団体700円)/中学生以下無料

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【会期中の講演会(無料)】
場所:市美術館 ハイビジョンホール
定員:各80人(当日先着順)
①ミュシャとその時代 11月 6日(日) 午後1時30分~3時
②[0と1と]ミュシャ 11月12日(土) 午後1時30分~3時

《地上デジタル放送》
★OBS大分放送 11月2日(水)18:55~
《各ケーブルテレビ局》
★OCT大分ケーブルテレコム
★OCN大分ケーブルネットワーク
★EOS東大分システム

放送:平成28年11月2日(水)18:55~ リポーター:財前 真由美

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