いいやん!大分

トップページ > これまでの放送 > 古より語り継がれる戦いが蘇る―大野川合戦まつり―

これまでの放送

古より語り継がれる戦いが蘇る―大野川合戦まつり―

Still1203_00009

ときは戦国、1586(天正14)年。大友宗麟率いるここ豊後に、薩摩の島津軍が九州制覇を狙い攻め込みました。島津の猛攻をしのぐために四国と連合を組んだ大友軍。戸次川(現・大野川)で激突した両軍合わせ約30,000人の戦いはすさまじく、戦国時代の九州覇権をめぐる争いとしては最大級だったと言い伝えられています。
Still1203_00019

そして現在、歴史に残る合戦が繰り広げられた大野川ではその史実を後世に残すために【大野川合戦まつり】が行われ、大南地区をあげての祭りは毎年盛り上がりを見せています。
もともとは地域活性化のために行われていた【大野川合戦まつり】ですが、現在では大南地区が一つになる一大イベントとなりました。当日も多くの人で賑わった河川敷の姿は、普段の穏やかな大野川周辺からは想像のできないほどの活気に満ち溢れており、迫力ある演出の連続に訪れた人から歓声があがります。
Still1203_00030

【武者行列】では地元の中高生ら約250人が甲冑に身を包んだ姿での行進。【合戦YOSAKOI】では県内外の団体に甲冑隊も加わり、今年初となるストーリー仕立ての演出で会場を盛り上げます。
ステージで行われる様々なプログラムと並行して、訪れた人を楽しませるのは【大南市場】。祭りの定番料理と併せ、地元の名物も並びます。『ごぼまん』『カニ汁』に舌鼓を打ち、五感のすべてを使って堪能できる祭りであることを再認識。
Still1203_00027

そして、徐々にクライマックスへと近づく祭りはいよいよメインである【合戦絵巻】を迎えました。本格的な衣装に、圧倒されるほどの迫力。合戦さながらの騎馬出走や弓隊・鉄砲隊演武が目の前で繰り広げられ、「戦国時代にタイムスリップしたかのよう」と財前リポーターも見入っていました。最後は大きな打ち上げ花火と人々の盛大な拍手で幕を下ろした【大野川合戦まつり】。地域をあげての祭りは今年も大成功に終わり、少しずつ次の世代へと受け継がれていきます。私たちの住む場所には多くの歴史があり、後世へ残すべき史実も残っています。人々の想いとともに伝えていきたいですね。

Still1203_00064
《地上デジタル放送》
★TOSテレビ大分 12月6日(日)11:45~
《各ケーブルテレビ局》
★OCT大分ケーブルテレコム
★OCN大分ケーブルネットワーク
★EOS東大分システム

放送:平成27年12月6日(日) 11:45~11:50 リポーター:財前 真由美

いいね! ツイートする
ページトップ