いいやん!大分

トップページ > これまでの放送 > 大切な川や海を守る“浄化槽”

これまでの放送

大切な川や海を守る“浄化槽”

Still0322_00000
私たちの身近にある海や川。
しかし、海や川が汚れる原因のおよそ5割が生活排水と、一番の原因になっています。
そこで活躍するのが「公共下水道」や「浄化槽」。生活に使用した水を一度キレイにしてから自然へ返す大切な仕組みです。今回は、公共下水道が整備されていない地域で設置され、微生物の働きにより生活排水をきれいにしてくれる「浄化槽」の秘密に迫ります!

Still0322_00003
中に入っている微生物によって水を濾過する浄化槽。
微生物がチカラを発揮できるように、管理する人には3つの義務があります。
1つ目は保守点検。
浄化槽の点検や調整・修理、消毒剤の補充。年3回以上の実施義務があります。
2つ目は清掃。
Still0322_00005
浄化槽内に生じた汚泥などの引き抜きや調整、機器類の洗浄。
年1回以上の実施義務です。
そして、3つ目が法定検査。
使用開始後3か月経過した後5か月以内に行う「設置後の水質検査」と、毎年1回の「定期的な水質検査」が義務付けられています。
Still0322_00017
3つの義務を守らないと、最終的に法律による罰則規定もあります。
浄化槽にしっかり働いてもらうためにも必ず実施するようにしましょう。

番組では実際に法定検査を行っているご家庭にお邪魔しました。
どのような雰囲気で法定検査が行われているかを見られる貴重な機会です。

Still0322_00020
ちなみに大分市では「みなし浄化槽」や「くみ取り便槽」から、「浄化槽」への設置替えの補助を行っています!
トイレの水しかきれいにしてくれない「みなし浄化槽」では、それ以外の生活排水は川にそのまま流れてしまいます。
1人が一日に出す汚れの量は43g。
みなし浄化槽などを使っても35gと大きな変化はありませんが、浄化槽を使うことで1/10の4.3gと大幅に減少します。
29年度からは設置替えの補助金を増額しますので、生活排水全てをきれいにしてくれる「浄化槽」へ設置替えしましょう!
Still0322_00022
私たちが生活に使用した水はそのままでは自然に帰れません。正しい仕組みを利用して、美しい海や川を守りましょう。

浄化槽の保守点検や清掃を行う登録業者や浄化槽設置替えの補助など、詳しくは大分市下水道経営企画課にお問い合わせになるか、市ホームページをご覧ください。

Still0322_00025
《地上デジタル放送》
★OBS大分放送 3月29日(水)18:55~

《各ケーブルテレビ局》
★J:COM大分ケーブルテレコム
★OCN大分ケーブルネットワーク
★EOS東大分システム

 リポーター:平成29年3月29日(水)18:55

いいね! ツイートする
ページトップ