人も動物も、暮らしやすい社会

今回の「いいやん！大分」が特集するのは「動物福祉」。
身近な命を大切にするための取り組みをご紹介します。
動物を大切にするという意味でよく聞く言葉といえば「動物愛護」。
「生きている」ことを優先し、動物の命を大切にすることを表す考え方です。

しかし、これだけでは、解決できない様々な問題が近年にはあります。
ネグレクトや劣悪な環境による飼育。
“かわいい”という感情をもとにした考えだけでは、動物の気持ちを理解できません。
そこで生まれたのが「動物福祉」。
“かわいそう”という感情を原点に、動物が受ける苦痛を最小限に抑制することを優先する考え方です。

動物は生きていく中でニーズも欲求もあります。
大分市保健所が開催している「いのちの教育プログラム」では、そんな動物と人との関係性について子どもたちが考える教育を進めています。
番組では「荷揚町小学校」２年１組へお邪魔しました。
まず子どもたちが学んでいたのは、人と動物が様々な側面で繋がっているということ。
そして、「生きている」ということがどういうことなのか。

心音を聞く機械で一人ひとりの「命の音」を聞き、実感します。
動物も同じ命を持ち、同じ時を生きていることを講師は伝えます。
人と人のつながりと同じように、まずは相手の気持ちを考えることが大切です。
動物の気持ちを想像しながら進む授業。
同じ命が共存するために、お互いのことを理解して環境を作る。
そんな考えを育んだ子どもたちが、きっと誰もが暮らしやすい社会を創造していきます。


《地上デジタル放送》
★ＯＢＳ大分放送　2月22日（水）18：55～
《各ケーブルテレビ局》
★ＯＣＴ大分ケーブルテレコム
★ＯＣＮ大分ケーブルネットワーク
★ＥＯＳ東大分システム