「ぶらり歴史散歩～鶴崎編～」

普段何気なく歩いている身近な場所に眠る歴史を歩いて巡る「ぶらり歴史散歩」。シリーズ１回目の今回は鶴崎地区を散策しました。江戸時代は豊後府内にありながら肥後熊本藩の領地だった鶴崎は参勤交代時の海路拠点として発展しました。鶴崎地区には当時の船着場があったことや、現在の鶴崎小学校・大分鶴崎高校の敷地にあった熊本藩主の宿泊所兼鶴崎における重要な政治拠点なども担っていた「御茶屋」があったことを示す石碑などがあります。他にも鶴崎は、幕末から明治初期にかけて「文武両道」を信条に活躍した教育者の「毛利空桑」を排出した地でもあり空桑が実際に暮らしていた「天勝堂」や、教えを説いた塾「知来館」などが当時の姿で残っています。併設された「毛利空桑記念館」では、史料や文献などが展示されより深くその人物像に触れることができます。そして激動の幕末、アメリカ・イギリス・フランス・オランダの四国連合艦隊に攻撃中止を求め坂本龍馬と勝海舟が長崎を目指したのですが、その旅路に鶴崎を通ったという歴史も残っているそうです。それぞれの時代において、重要な土地であった鶴崎地区。歴史に想いを馳せながら、みなさんもぶらり歴史散歩しませんか？

★ＴＯＳテレビ大分 ９月６日（日）11:45~
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