須田国太郎(1891〜1961)は、「東西の絵画の綜合(そうごう)」という壮大なテーマを掲げ、日本の精神文化に根差した油彩画のありかたを追求し、近代絵画史に偉大な足跡を残しました。本展では、代表作に加え、ヨーロッパ滞在中に画家としての視点でとらえた写真や、能・狂言に関する造詣の深さをあらわしたデッサン等も展示し、須田国太郎芸術の新たな魅力を紹介します。(令和6年1月21日初回放送)